猫が食べた餌をそのまま吐く原因は食べ過ぎ？
猫が餌を吐く理由は噛まないで丸呑みしちゃうから？
猫が餌を吐くけれど元気なら大丈夫？
猫が餌を吐く時の対策方法とは？
こんな猫が餌を吐く原因と対策についてご紹介いたします。
Contents
猫が食べた餌をそのまま吐く原因は食べ過ぎ？
猫が食べた餌をそのまま吐く原因の一つとして、食べ過ぎがあります。
猫は本来肉食動物ですので、一度に大量の食物を食べる習性があります。
また、自然界では猫が獲物を見つけたときには一度にたくさん食べ、次に食事が取れるまでの間は空腹を耐える生活をしていました。
そのため、家庭で飼われている猫も一度にたくさんの食べ物を食べる習性が残っています。
しかし、一度に大量の食物を食べると、胃が膨張してしまい、その結果として嘔吐を引き起こすことがあります。
特にドライフードは水分を吸収して膨張する性質があるため、食べ過ぎるとさらに嘔吐しやすくなります。
食べ過ぎを防ぐためには、1回に与える食事の量を調整し、日中何回かに分けて与えると良いでしょう。
また、猫が食事に夢中になってガツガツとたくさん食べてしまう場合は、特殊な形状のフードボウルを使用することで食事のペースを遅くすることも可能です。
猫が餌を吐くのは噛まないで丸呑みしちゃうから？
猫が食べ物を噛まずに丸呑みしてしまうことも、食べ物をそのまま吐く原因の一つと考えられています。
猫の祖先は獲物を小さく噛み砕くよりも丸呑みする習性があったため、その習性が飼い猫にも受け継がれていると考えられています。
そのため、特にドライフードのような固い食べ物を与えるときは、猫が噛まずに丸呑みしてしまうことがよくあります。
噛まずに丸呑みすると、食べ物が胃の中でうまく消化されず、そのまま吐き出されてしまうことがあります。
また、丸呑みした食べ物が喉に詰まってしまうと、それを取り除くために嘔吐を引き起こすこともあります。
この問題を解決するためには、フードを細かく砕いたり、水分を加えてふやかすことが有効です。
さらに、定期的な健康診断により、食道や胃の問題など、噛まないで丸呑みする原因となる病気を早期に発見することも重要です。
猫が頻繁に嘔吐する場合や、食事を拒否するような場合は、すぐに獣医に相談しましょう。
また、食事の環境も考慮することが大切です。
食事中に猫が他のペットや人間から脅かされていると感じると、食事を急いでしまう可能性があります。
そのため、猫が安心して食事をとれる環境を提供することも重要です。
食べ過ぎや丸呑みが原因で猫が嘔吐する場合には、上記のような対策により問題を改善することができます。
しかし、嘔吐が頻繁に起こる場合や、猫の体調に異常が見られる場合は、すぐに獣医に相談することをおすすめします。
隠れた病気の早期発見・早期治療が猫の健康を維持するためには重要なポイントです。
猫が餌を吐くけれど元気なら大丈夫？
猫が餌を吐くと、飼い主としては心配になるものです。
しかし、猫が餌を吐いた後でも元気なら、一般的には大きな問題はないと考えられます。
先にもご紹介しましたが、猫は自然界で生きていく上で獲物を丸呑みにする習性があり、食事を急いでしまうことがあります。
また、ドライフードなどの固形食を食べる際に十分に噛まずに飲み込んでしまうこともあります。
そのような事が原因で食べ過ぎや早食いをしてしまうと、消化器官が追いつかず、吐いてしまうことがあります。
また、猫は毛づくろいをする際に自身の毛を飲み込むことがあり、これが胃内で毛玉を形成して吐き出すこともあります。
これらの場合、吐いた後でも元気であれば、一時的な消化器官の調整反応と考えられます。
しかし、吐いた後に元気がない、食欲がない、繰り返し吐く、下痢や便秘が続くなど他の症状がある場合は、病気の可能性も考えられます。
その際はすぐに動物病院に連絡し、診察を受けることが必要です。
猫が餌を吐く時の対策方法とは？
猫が餌を吐くという問題を予防・対策するためには以下のような方法があります。
食事量とペースの管理
猫が一度に大量に食べないように、一日の食事を数回に分けて与えると良いでしょう。
また、特殊な形状のフードボウルやパズルフィーダーを使用することで、食事のペースを遅くすることができます。
毛玉対策
猫のブラッシングを定期的に行い、飲み込む毛の量を減らすことが重要です。
また、毛玉対策用の食事やサプリメントを与えることも効果的です。
ストレス管理
猫がストレスを感じると消化器官に影響を及ぼすことがあります。
したがって、猫の生活環境を整え、ストレスの原因を取り除くことが重要です。
これには、飼い主の不在時間の短縮、猫のプライバシーの確保、適度な運動や遊びの提供などが含まれます。
適切なフードの選択
猫が吐く原因は、食事が胃に合っていないこともあります。
フードの成分をチェックし、猫の消化器系に合ったものを選ぶことが重要です。
また、新しいフードに切り替える場合は、徐々に混ぜていくことで、猫の体に負担をかけずに切り替えることが可能です。
水分摂取の確保
ドライフードは水分が少ないため、十分な水分を摂取することが重要です。
十分な水分が確保されていないと、消化器官に負担がかかり、吐き戻しを引き起こす可能性があります。
ウェットフードの提供や、常に新鮮な水が利用できるようにすることが大切です。
猫が餌を吐く原因と対策まとめ
- 猫は餌を丸呑みしてしまう習性があるため、丸呑みされたドライフードなどを吐くことがある。
- 猫がガツガツと餌を食べないように早食い防止ボウルなどの使用も餌の吐き戻し対策となる。
- 猫は餌を吐く事がよくあるが、餌を吐いた後に元気なら問題ない。
- 餌を吐くような行動が毎日のように続いたり、体調がすぐれない時には、病気が隠れている可能性がある。
今回は猫が餌を吐く原因と対策についてご紹介しました。皆様の愛猫の世話の参考にしていただけると幸いです。