
キャットタワーは掃除が必要?しないとどうなる?
キャットタワーの掃除道具は何を使う?掃除方法は?
掃除がしやすいキャットタワーはある?
こんなキャットタワーの掃除に関する疑問についてご紹介いたします。
Contents
キャットタワーは掃除が必要?しないとどうなる?
猫が毎日くつろいでいるキャットタワーを飼い主のみなさんは掃除していますか?
キャットタワーには猫の毛や汚れが溜まるため、掃除は飼い主の悩みの一つとも言えます。
猫の健康のためにも飼い主の健康のためにも、キャットタワーの掃除は必要です。
キャットタワーになぜ掃除が必要なのか、掃除をしないとどうなるのか?
まずキャットタワーを掃除しないでいると
- ダニの温床になってしまう
- アレルギーやノミが発生してしまう
- 悪臭の原因にもなる
- カビなどが生えてしまうこともある
このような問題が起こってしまいます。
ダニの温床になってしまう
キャットタワーは柱の部分以外は大体がファブリックやファーといった素材になっています。
そのため、人間が使うカーペットや毛布などと同じくお手入れを怠るとダニの温床になってしまいます。
室内は快適な温度を一年中保っているため、ダニが発生しやすい場所です。
肉眼では確認できないほど小さいダニですが、猫や人間の体に悪い影響を与えてしまいます。
室内に生息する一般的なダニを「チリダニ」と呼びます。
その中でも猫や人間に害を与える3種類のダニがいます。
ヒゼンダニは猫に「疥癬(かいせん)」という皮膚病のもとになってしまい、人間にも感染した場合には痒みなどの症状が発生します。
猫との接触やブラシやタオルなどの共有でもうつってしまう可能性があります。
ミミヒゼンダニは猫の外耳部分に寄生して強い痒みを引き起こすといわれています。
人間には感染しませんが、動物同士で感染してしまうため多頭飼いや他にもペットを飼っている場合、母猫が子猫を産んだときなどには特に注意が必要です。
ツメダニは猫の爪に寄生して、フケや湿疹、脱毛などの症状が出ます。
ツメダニに感染している猫に人間が引っ掻かれることで「猫ひっかき病」に感染してしまう恐れもあります。
「猫ひっかき病」に人間が罹ると発熱やリンパ節の腫れなどの症状が出てしまいます。
アレルギーやノミが発生してしまう
猫を飼っている人ならわかると思いますが、猫の抜け毛はかなりの量があります。
洋服やベッドなど常に猫の毛だらけで困っている飼い主も多いのではないでしょうか。
毎日過ごすキャットタワーには特に猫の毛が溜まりやすいものです。
猫の毛は犬よりも細く、人間の体内にも吸い込みやすいためアレルギーを引き起こしてしまう危険があります。
また、猫の毛を掃除せずに放置しているとノミが発生してしまうこともあります。
ノミは猫に重大な健康被害を与えてしまいます。
強い痒みや、掻いた傷から他のウイルスに感染してしまうこともあるのです。
人間もノミに刺されると、激しい痒みや水脹れになってしまうこともあると言われています。
このようにキャットタワーを掃除しないと猫にも人間にも健康被害が起きてしまいます。
またキャットタワーはホコリも溜まりやすく、猫が嘔吐や粗相をしてしまうこともあるため適切な方法で掃除することが大切です。
悪臭の原因となる
長期間キャットタワーを掃除しないでいるとどうしても猫の毛やちょっとした排泄物などが溜まってしまいます。
そのようなものを長期間放置してしまうと徐々に腐敗が始まり、匂いの原因となります。
カビなどが生えてしまうこともある
臭いだけではなく、有機物はカビなどの餌にもなってしまうためカビが生えてしまうこともあります。
カビは見た目の悪さだけではなく、猫の健康にも被害を及ぼすものですので早めの対策が必須となってきます。
キャットタワーの掃除道具は何を使う?掃除方法は?
キャットタワーにおすすめの掃除道具は
- 掃除機
- コロコロ(粘着クリーナー)
- スポンジ(毛取り専用だとさらに効果的です)
- ゴム手袋
- マイクロファイバー素材のタオルやクロス
- メラミンスポンジ
- スリッカーブラシ(猫のブラッシングに使用するブラシです)
- 重曹
- クエン酸
- スチームクリーナー(アイロンのスチームでも可能です)
などが挙げられます。
また、猫の毛取り専用のクリーナーや毛取りブラシなども販売しているので自分が使いやすいものを見つけてみてください。
キャットタワーの掃除方法
キャットタワーの掃除は上から下の順番で行うことを意識するようにしてください。
- まず掃除機でファブリックやファーの部分の大きなゴミやホコリを取る
- コロコロで全体の猫の毛を取る
- 取りきれなかった猫の毛をゴム手袋をはめて擦ったり、スリッカーブラシやマイクロファイバータオルを使用して取り除く
- 可能ならばキャットタワーを天日干し、またはスチームクリーナーやアイロンを使用してダニやノミ対策をする
猫がキャットタワーで嘔吐や粗相をしてしまった場合の掃除方法
- 嘔吐や粗相をしてしまった部分に重曹をかけて10分ほど放置する
- 熱湯で洗い流す(※ファー素材のものは高温に弱いため、お湯の温度に気をつけてください)
- 洗い流した部分にタオルなどを使用して水気を取る
- クエン酸をかけて、水洗いする(可能ならば洗濯機に、無理ならば匂いがなくなるまで少しずつ水をかけてタオルで拭き取る作業を繰り返しましょう)
- スチームクリーナーやアイロンが使用できる素材ならば最後に使用する
特に猫のおしっこは匂いため、少しでも匂いが残ってしまうと繰り返しその場所でおしっこをしてしまう場合があります。
匂いがなくなるまで根気よく掃除を続けるようにしましょう。
掃除がしやすいキャットタワーはある?
掃除がしやすいキャットタワーには以下のような特徴があります。
クッションやフリースの部分が簡単に取り外せるようになっていたり、階段のような構造になっていて隅々まで掃除しやすいようになっていると良いでしょう。
キャットタワーは猫が遊んだり休憩したりする場所なので、汚れや毛がたくさん付着しやすいものです。
掃除がしやすいタワーを選ぶ場合、汚れがたまりにくい素材が使われているものを選ぶことが大切です。
例えば、木製や樹脂製のタワーは表面が滑らかで、毛や汚れが付着しにくいため掃除がしやすくなっています。
掃除がしやすいキャットタワーには、取り外し可能な部分が多いことが望ましいです。
例えば、キャットベッドや階段、トンネルなどの部分が取り外し可能であれば、それぞれの部分を単独で掃除できるので便利です。
複雑なデザインのタワーは掃除がしにくくなるだけでなく、手入れにも時間がかかってしまうため、掃除しやすいキャットタワーを選ぶ場合は、シンプルなものを選ぶと良いでしょう。
以上のような特徴を持つキャットタワーは、掃除がしやすく、猫と飼い主の両方にとって快適な空間を提供できます。
UMI(ウミ)キャットタワー 木製
据え置きタイプで木製のキャットタワーです。
ステップのマット部分がマジックテープで着脱できるようになっており、丸洗いできて清潔に保てます。
また爪研ぎ部分の縄がコットン製で、カスが飛び散りにくく匂いも付きづらくなっています。
木製部分は水拭きも可能で、一番上の曲線のある台座もファーではなく毛足の短いファブリック素材なのでお手入れがしやすい作りになっています。
キャットタワーの掃除まとめ
- キャットタワーは猫の毛やホコリを取り除き、ダニ・ノミを防止するためにも掃除は必要
- キャットタワーの掃除をしないとダニやノミが発生し、飼い猫や飼い主に健康被害を与える危険もある
- キャットタワーは適切な掃除道具や便利グッズを使用して清潔に掃除することができる
- キャットタワーは上から下に掃除する
- キャットタワーの掃除は大きなホコリやゴミを取った後に、猫の毛を取り除き、天日干しやスチームクリーナーでノミ・ダニ対策をする
- キャットタワーで猫が嘔吐や粗相をしてしまった場合には重曹とクエン酸と熱湯でしっかり掃除する
- 掃除しやすいキャットタワーには、ファブリック部分を外して洗うことができるものや分解して掃除できるもの、木製タイプでノミ・ダニが発生しにくいものがある
今回はキャットタワーの掃除と掃除がしやすいキャットタワーについてご紹介しました。皆様の愛猫の世話の参考にしていただけると幸いです。