子猫にお風呂は必要?いつから入れても大丈夫?

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子猫にお風呂は必要?いつから入れても大丈夫?

子猫を迎えたばかりの飼い主さんにとって、「いつから、どのようにお風呂に入れればよいのか」という疑問は非常によくあるものです。成猫であっても猫はもともと水を好まない動物ですが、子猫となるとその繊細さはさらに増します。ここでは、子猫のお風呂事情について詳しく解説します。

そもそも猫にお風呂は必要なのか

猫は起きている時間の約3割を毛づくろいに費やしています。舌の表面にある小さなトゲ状の突起で被毛の汚れをかき取り、常に清潔な状態を保っているのです。また、猫は肉球以外から汗をかかないため体臭がほとんどなく、頻繁にお風呂へ入れる必要がありません。

猫が体臭を極力抑えようとするのには、狩りをする動物としての本能が関係しています。獲物に近づく際に体臭が強いと気づかれてしまうため、自ら匂いを消す習慣として毛づくろいが発達したと考えられています。

こうした事情から、お風呂は子猫にとって絶対に必要なものとは言えません。健康状態に問題がない子猫の場合、お風呂に入れるかどうかは飼い主さん次第といった側面が強く、嫌がるなら無理に入れる必要はありません。ただし、小さいころからお風呂に慣れておくと、将来どうしても体を洗わなければならない状況になったときに苦労しなくてすむというメリットはあります。

生後間もない子猫にお風呂が危険な理由

生まれたての子猫や生後1ヶ月ほどの子猫は、免疫が低く体温の調節が自分ではできません。どんなに体温に近い温度のお湯に入れたとしても、被毛についた水分はどんどん温度が下がっていき、そのまま子猫の体温を奪ってしまいます。寒さで震えが続き、最悪の場合命に関わることもあるため、産まれて間もない子猫をお風呂に入れるべきではありません。

また、子猫はまだ体温調節が上手にできないため、お風呂に入れると体温が奪われ、場合によっては命に関わる可能性すらあります。このことからも、生まれて間もない時期のお風呂がいかに大きなリスクをはらんでいるかがわかります。

いつからお風呂に入れてもいいのか

では、実際にどの時期からお風呂に入れてよいのでしょうか。専門家の見解はやや幅がありますが、共通しているのは「体がしっかりしてから」という点です。

最低限の目安は生後1ヶ月を過ぎてからとされています。ただし、これはあくまでも下限であり、多くの獣医師や専門家は少なくとも生後3ヶ月以上になってからをすすめており、できればワクチンを接種して抵抗力がしっかりついてからが望ましいとしています。

母猫から受け継ぐ免疫は生後2ヶ月程度しか持続しないため、感染症を防ぐうえでも生後2ヶ月ごろのワクチン接種が推奨されています。ある程度体ができあがり、初回のワクチン接種が無事に終わったころが、安心してお風呂に入れられるタイミングといえます。

また、ワクチン接種後の1〜2週間はお風呂を控えることが必要です。接種直後は体に一時的な負担がかかっているため、その間はお風呂を避け、体調が落ち着いてから検討するようにしましょう。

月齢だけでなく、子猫が飼い主さんのそばで安心して過ごせるようになっているかどうかも、お風呂を始める大切な目安のひとつです。お風呂では長時間触れたり抑えたりすることになるため、まず十分なスキンシップを通じて信頼関係を築いておくことが前提となります。

野良猫や保護猫を拾った場合

外で子猫を保護した際には、体が汚れていることが多く、すぐにでもお風呂に入れてあげたくなる気持ちになるものです。しかし、野良の子猫はノミやダニなどの寄生虫に感染している可能性が高く、お風呂よりも駆虫が優先です。まず動物病院へ連れていき、体の異常がないかの検査やワクチン接種を行いましょう。

ノミやダニはシャンプーやお風呂で完全に取り除くことはできません。お湯に浮く個体は一部あるかもしれませんが、すべて除去することは難しく、動物病院で適切な駆虫処置を受ける必要があります。

さらに、保護して間もない子猫は、どれだけ優しく接してもまだ怯えている状態です。そんな状態でお風呂に入れることは恐怖しか与えません。まずは新しい環境に慣れさせ、体温が下がらないように温めてあげることを優先しましょう。

お風呂に入れる頻度の目安

猫はグルーミングで自分の体をきれいに保つことができるため、お風呂は半年に1回程度で十分だといわれています。ただし、これは個体の状態によって異なります。長毛種の場合は自分の毛づくろいだけでは被毛の汚れが取り切れないことがあるため、1〜数ヶ月に1回程度を目安にするとよいでしょう。短毛種はさらに頻度を少なくし、半年〜1年に1度ほどで問題ありません。

皮脂が多い体質の子の場合は、放置すると皮膚トラブルの原因になることがあるため、月に1回程度の頻度でお風呂に入れて皮脂を落としてあげることが大切です。

あまり頻繁にシャンプーをすると、清潔にするどころか被毛や皮膚を過度に乾燥させることになってしまいます。子猫のうちはとくに体への負担が大きいため、必要以上に入れすぎないよう注意が必要です。

お風呂前の慣らし方

子猫は自分のテリトリー外に連れて行かれると警戒態勢に入ります。普段から出入りできないお風呂場はテリトリー外になりがちなので、まずはお風呂場のドアを開放して、子猫が怖がらない場所として認識させてあげることが第一歩です。

シャンプーの香りや見慣れないブラシも警戒の対象になります。普段から猫用シャンプーの匂いを嗅がせておいたり、ブラシを見える場所に置いておくことで、当日の緊張を和らげることができます。

シャワーを実際にかける前に、まずシャワーの音そのものに慣れてもらいましょう。猫は音にも非常に敏感なため、強いシャワー音は避け、ごく弱い水流の音から少しずつ慣らしていくことが大切です。

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