子猫にミルクをあげる回数や上手な飲ませ方は?

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子猫にミルクをあげる回数や上手な飲ませ方は?

生まれたばかりの子猫を育てるとき、最初に直面するのが授乳の問題です。どれくらいの頻度であげればいいのか、どうやって飲ませればいいのか、経験がなければなかなかわからないものです。ここでは月齢ごとの授乳回数の目安から、正しい飲ませ方のコツまで、詳しく解説します。

月齢別の授乳回数と1回の量の目安

生後1〜10日の子猫では、1日に8〜12回、つまり2〜3時間おきに授乳をする必要があり、夜間もミルクをあげなければなりません。この時期の子猫は胃がとても小さく、一度にたくさん飲むことができないため、少量ずつ何度もあげることが基本となります。

具体的な1回あたりの量としては、生まれたて〜生後1週間は1回あたり4〜8cc、生後1〜2週間は1回約10cc、生後3週間〜1カ月は1回10〜20ccが目安です。

成長するにつれ、だんだんと飲める量が増えてきます。そうなったら1回に与える量を増やし、授乳回数を減らしていきます。生後22日以降は、徐々にミルクを減らしていき、ミルクから離乳食へと切り替えていきます。

生後21日以降になると、授乳回数は半分の4〜6回になります。離乳食を口にする頃には、夜間授乳の必要もなくなります。

なお、1回に飲めるミルクの量は上限がありますが、回数が多くなるのはOKです。もし量をもっと飲みたがれば、多少追加しても構いません。

授乳前の準備:排泄と温度確認

ミルクを飲ませる前に、排泄を済ませておきましょう。事前に排泄を済ませておくとお腹がスッキリしてミルクを飲んでくれやすくなります。通常、子猫は生後3週頃まで自力で排泄ができないので、母猫が子猫のお尻を舐めて排泄を促します。母猫がいない場合は、飼い主がティッシュなどで子猫のお尻を優しく刺激して排泄を促しましょう。

ミルクの温度については、子猫に与えるときの温度は人肌かそれより少しあたたかめ(36〜38度程度)になるようにしてください。哺乳の途中でミルクが冷えないよう、大きめのマグカップなどにお湯を入れ、哺乳瓶を湯煎しながら温めを維持しながら与えてください。

ミルクの適温は37℃程度の人肌です。実際に飲ませる前に手首にミルクを垂らしてみて、熱くないか、冷たくないかを確認しましょう。

正しい飲ませ方と姿勢のポイント

授乳時の姿勢は非常に重要です。子猫を腹ばい(うつ伏せ)の姿勢にして、頭を少し上に向けてミルクをあげます。哺乳瓶は斜め上から子猫の口に入れます。角度は45度くらいが理想です。人の赤ちゃんのように仰向けの姿勢にするのはやめましょう。ミルクが気管に入ってしまう可能性があり危険です。

口元に近づけると反射的に吸い付く本能が子猫にはあるので、うつぶせにして、軽く後頭部を支えながら哺乳瓶をくわえさせます。いわゆる「ふみふみ」をしたくて両手を突っ張る子猫がとても多いので、哺乳瓶を持っている手に突っ張らせるか、あぐらをかいた膝の上などで授乳し布を掴ませるようにすると飲ませやすいです。

タオルや毛布で子猫の体を包んであげると飼い主さんも与えやすく、子猫の体を冷えから守る役割もしてくれます。口からミルクがあふれたり、乳首を避けるような様子が見られたらお腹いっぱいの合図です。哺乳を終わらせ、やさしく背中をさすりゲップをさせてあげましょう。

哺乳瓶の乳首の穴のサイズ調整

哺乳瓶を逆さまにした時にポタリと一滴落ちるくらいに乳首の穴の大きさを調整します。穴が小さいと適量飲めないまま子猫が吸い疲れてしまうし、穴が大きいとミルクが出すぎて飲み込めずに鼻から出てきたり、気管に入って肺炎を引き起こすこともあるので、穴の大きさは慎重に調整しましょう。

哺乳瓶での授乳がうまくいかない場合の対応として、うまく飲めない場合は、スポイトやシリンジなどを用いて口を湿らせるようにして、少量ずつ飲ませる方法もあります。ただしスポイトやシリンジは誤嚥しやすいので、慎重に少量ずつ与えることが大切です。

授乳中の注意点と低血糖リスク

授乳は2〜3時間間隔が基本ですが、寝ているところを起こして無理に飲ませてもそんなに飲んでくれないことがほとんどです。お腹が空いて自分から起きてくるまで待ちましょう。ただし、生後14日頃までは8時間以上ミルクを飲まずにいると低血糖を起こす心配があるので、あまりにも長時間寝続ける時や、1回あたりの授乳量が少なかった時にはタイミングを見て飲ませてあげてください。

また、ミルクが栄養豊富なため、時間が経つと雑菌が繁殖してしまいます。必ず授乳のタイミングで作るようにしましょう。また栄養をとらせたいと思うあまり、無理やり飲ませようとすることも禁物です。ミルクが気管に入り肺炎へとつながりかねません。

ミルクを飲ませる際に鼻からミルクが出てきたり嘔吐したり、ゲホゲホとしたりするようであれば誤嚥の可能性があるため哺乳を止めてください。その後呼吸が早くなるようであれば、急いで動物病院へご連絡ください。

体重測定で健康管理

授乳期間中は、ミルクがきちんと飲めているかどうかを体重で確認することも欠かせません。離乳前の子猫は1日1~2回(できるだけ同じ時間)体重を測定し、ミルクの飲んだ量や体調とともに記録してください。元気そうに見えても、ミルクを飲む量や体重が減っていれば、病院へ連れていくサインとなります。順調に育つと体重は1日あたり約10グラムずつ増加し、生後1カ月で約400~500グラム、生後3カ月で約1キログラム程度になります。

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