猫がトイレ以外で突然うんちをするのはわざと?ストレスや病気が理由?

※この記事では広告を表示しています。

猫がトイレ以外で排泄

猫がトイレ以外でうんちをするのはわざと?

猫がトイレ以外でうんちをするのはストレスが理由?

猫がトイレの外でうんちをしてしまう病気がある?

猫がトイレ以外でうんちをしてしまう時の対処法は?

こんな猫がトイレ以外でうんちをしてしまう原因についてご紹介いたします。

猫がトイレ以外でうんちをするのはわざと?

いつもトイレでうんちをしていた猫が、突然トイレ以外でうんちをしてしまったら驚いてしまうのは当然のことです。

中には猫を叱ってしまう飼い主もいると思います。

そしてわざとしている場合にもストレスなどの原因があり、わざとしていない場合には何らかの病気が隠れている場合もあります。

猫がトイレ以外でうんちをするときには、飼い主が見逃してはならない猫の健康や気持ちに関する重要なことが隠されています。

まず、猫がトイレ以外でうんちをする理由は大きく分けて5つになります。

  • トイレのしつけに失敗している
  • トイレに気に入らないことがある
  • マーキング行為・ディスプレー行動をしている
  • ストレスを感じている
  • 何らかの病気にかかっている

トイレのしつけに失敗している場合

猫を子猫のときから飼い始めればトイレのしつけは誰もが経験することです。

子猫は生後3週間から1ヶ月の頃には、一人で排泄できるようになるといわれています。

子猫は早ければ2〜3日、通常は2〜3週間でトイレで排泄することを覚えます。

猫のトイレのしつけに失敗してしまったことで猫がトイレ以外でうんちをしてしまうことはあります。

子猫から飼い始めた飼い主の場合にはあまりない状況とは思いますが、成猫から飼い始めたり保護猫を譲渡してもらった場合などには考えられます。

トイレに気に入らないことがある場合

猫がトイレ以外でうんちをするようになったら、まずはトイレの環境を見直しましょう。

トイレが気に入らず猫がトイレ以外でうんちをしてしまうのはよくあることです。

トイレが汚れている、トイレの掃除をあまりしない、トイレの場所が気に入らない、新しい猫砂に急に変えたなどの原因が考えられます。

マーキング行為・ディスプレー行動をしている場合

マーキング行為はオス猫が発情期のときにトイレ以外におしっこをする行為でスプレー行為とも呼ばれていますが、トイレ以外でうんちをするという場合もあります。

またディスプレー行動とは群れの中で自分の優位性を示すためにする行動です。

猫がトイレ以外でうんちをするのはストレスが理由?

猫がトイレ以外でうんちをするのはストレスが理由である場合があります。

この場合には、早急に猫のストレスを理解して取り除いてあげることが大切です。

野生の本能が残る猫にとって排泄という行為は大切なことなので、排泄に影響を及ぼすストレスは猫の健康自体にも悪影響を与えてしまう恐れがあります。

まずは猫が感じているストレスの原因を知るようにしましょう。

猫がトイレ以外でうんちをする場合に原因となる考えられるストレスには様々なものがあると思いますが、ここでは主な原因となるストレスの例を紹介します。

  • 多頭飼いの場合に他の猫にいじめられている、もしくは排泄の邪魔をされる
  • 猫がトイレでうんちをした時に大きな音がして驚いたり、物が落ちてきて嫌な思いをした
  • 飼い主の留守が増えて不安を感じている
  • 飼い主が遊んでくれる時間が減って寂しいと感じている

猫が同居する他の猫にいじめられている

多頭飼いの場合には猫同士の性格が合わない場合があります。

特に猫は縄張り意識の強い動物なので、猫同士で喧嘩に発展することや気に入らない猫の排泄を邪魔する行為をすることが考えられます。

普段からいじめにあっていたり排泄を邪魔されることで感じる猫のストレスは多大なものです。

多頭飼いの飼い主は猫同士の様子を細かく観察し、個々の猫の性格を把握するようにしてください。

猫がトイレでうんちをしたときに嫌な思いをしたことがある

猫が他の猫に排泄の邪魔をされる以外にも、猫がトイレをしているときに大きな音がしてびっくりしてしまった、飼い主が誤って何かを落としてしまい怖い思いをしたという嫌な経験が原因で猫がトイレでうんちをしないこともあります。

繊細な性格の猫には神経質な面もあり、嫌な体験だけは長く覚えている性格であるとも言われます。

猫のトイレが静かで落ち着ける場所にあるか、飼い主が邪魔をしてストレスを与えてしまっていないか気をつけるようにしましょう。

猫が飼い主の留守が増えたことで不安を感じている

本来猫は単独行動を好み留守番が得意というイメージがありますが、室内飼いが主流になったことで飼い主と離れている時間に不安を感じてしまいストレス反応を起こしてしまう猫もいます。

これを猫の「分離不安」といいます。

分離不安の症状には、トイレ以外での排泄や大声で鳴き続ける、物を壊したり過剰にグルーミングするといった行動が見られます。

飼い主の生活スタイルが変わって猫を留守番させる時間が増えていないか、猫が分離不安の行動を取るようになっていないかに注意を払うようにしてください。

猫が飼い主と遊ぶ時間が減り寂しいと感じている

猫は呼んでも来てくれないなどクールな性格であると思われがちですが、飼い主がかまってくれないことには当然ストレスを感じてしまいます。

猫と触れ合う時間を取れているかどうかは、飼い主の忙しさに左右されることなく必ず気にかけるようにしましょう。

猫がトイレの外でうんちをしてしまう病気がある?

猫がトイレの外でうんちをしてしまう場合には病気が原因の場合もあります。

猫は怪我や高齢によりトイレまでうんちが間に合わない便失禁や、糖尿病や何らかの疾患で下痢になってしまうこともあります。

トイレの環境に問題がなく、ストレスも見当たらない場合には猫の病気を疑い早急に獣医師に相談するようにしてください。

飼い主は猫がトイレ以外でうんちをしてしまった場合に以下のような症状がないかチェックするようにしてください。

  • 血尿や尿量が変化したといった泌尿器系の病気の症状はないか
  • 便秘や下痢といったうんちの変化はないか
  • 尻尾に怪我をした、または椎間板ヘルニアの症状がないか
  • 猫が15歳以上になり筋力が低下していないか

猫の健康を守ることは飼い主の重要な役目です。

猫の些細な変化を見逃さないよう注意しましょう。

猫がトイレ以外でうんちをしてしまう時の対処法

猫のトイレ環境を見直す

猫がトイレ以外でうんちをしてしまう時の対処法として、猫の健康に明らかな異常が見られない場合には、まず猫がトイレに気に入らないことがないかトイレの環境を見直すようにしましょう。

基本的なことですが、トイレはこまめに掃除して清潔に保ち、猫砂は猫の好みに合わせて選び、いきなり変えたりすることは控えましょう。

猫に去勢・避妊手術を受けさせる

マーキング行為やディスプレー行動の場合の対処法は、特にオス猫の場合には適切な時期での去勢手術が有効になります。

メス猫でも同じような行動を取る場合があるので、将来的に乳腺腫瘍や子宮・卵巣の病気の予防の観点からも避妊手術を受けさせることをおすすめします。

猫がトイレ以外でうんちをしたのが発情期によるものなのか、自分で判断できない場合には獣医師に相談しましょう。

猫のストレスの原因を知り取り除く

猫がストレスでトイレ以外にうんちしてしまう対処法として、多頭飼いで猫がいじめられている可能性がある場合には猫同士を違う部屋に隔離してトイレも隔離するなど猫が安心できる環境を作るようにしてください。

また、ペットショップや保護猫譲渡会などには、猫を本格的に飼う前にお試しステイ期間を設けている場合が多いです。

先住猫がいる家庭に新しい猫を飼う予定がある場合には、猫同士の性格を見極めることも後の猫にストレスを感じさせないための重要なステップです。

また、猫のトイレは静かで安全な場所に設置し、飼い主自身も猫を驚かせたり怖がらせてしまう行動には十分注意しましょう。

家の中で人通りが多い場所や、家の外の音が聞こえやすい場所は特に猫が驚いてしまう経験をしやすいためトイレの設置を避けるようにしてください。

分離不安になってしまう猫に対しては、家の中に猫が安心できる場所をたくさん作ってあげることが重要です。

家の中の色々な場所に猫が自分で匂いをつけるようにし、お気に入りの毛布やおもちゃ、飼い主の匂いのついた洋服などを置いてあげることも効果的です。

そして飼い主は生活スタイルに左右されず、一日に一回は猫と触れ合う時間を必ず作るようにしましょう。

遊んであげる、撫でてあげる、ブラッシングをしてあげるという時間は猫が飼い主との絆を深める大切な時間です。

そしてそれは猫の生活の幸福度にも繋がります。

猫に何らかの病気の兆候が見られる場合には病院へ連れて行く

猫がトイレ以外でうんちをしてしまう場合に、猫の健康に少しでも普段と違うことや異常が見られる場合には早急に病院に連れて行き適切な処置を受けましょう。

猫の健康を守ることは飼い主としての重要な責務です。

猫がトイレ以外でうんちをするという行動に隠された原因を見逃さないようにしましょう。

猫がトイレ以外でうんちをしてしまうまとめ

  • 猫がトイレ以外でうんちをすることにはストレスや病気などの原因がある
  • 猫のトイレの環境を見直すようにする
  • 猫のストレスの原因を知り、取り除くようにする
  • 猫の病気が疑われる場合には早急に病院へ連れて行く

今回は猫がトイレ以外でうんちをしてしまう問題についてご紹介しました。皆様の愛猫の世話の参考にしていただけると幸いです。

-猫のトイレ