猫が急に暴れる理由は?
猫がパニックのように暴れる時はどうする?
猫は低気圧や台風の時に暴れる?
猫がうんちの前に暴れるのは何かの病気?
猫が暴れるのはしつけで対策できる?
こんな猫が急に暴れる原因と対処法についてご紹介いたします。
Contents
猫が急に暴れる理由は?
普段はおとなしい猫が何かの拍子に急に暴れ出すと飼い主としては、心配になってしまうものです。
なぜ、猫は急に暴れるような事があるのか?
猫が急に暴れる理由には大きく分けて
- 本能的な行動
- ストレスや不安
- 病気
などが挙げられます。
本能的な行動によって暴れる理由
猫はもともと狩猟動物であり、獲物を追いかけ回すという本能があります。
そのため、室内で飼われている猫でも、おもちゃやカーテンなどを獲物と間違えて追いかけ回すことがあります。
また、夜行性である猫は夜間に活発になる傾向があり、その際も本能的な行動として暴れることがあります。
ストレスや不安によって暴れる
猫はストレスを感じると攻撃的になったり暴れたりすることがあります。
猫がストレスを感じる原因は、運動不足や同居猫とのトラブル、環境の変化などさまざまです。
また、大きな物音や天災など経験した事のないような環境に晒されると不安感により暴れる事もあります。
さらに猫の個体差や性格も関係しており、ケージに入れると暴れたり、爪切りやブラッシングをするだけでも暴れる猫もいます。
病気が原因で暴れる
猫は稀に病気が原因で暴れることがあります。
例えば、脳腫瘍やてんかんなどの神経系の病気、関節炎などの運動器の病気、甲状腺機能亢進症などの内分泌系の病気などが原因となる可能性があります。
猫が急に暴れた場合は、まずは落ち着いて状況を観察しましょう。
もし、猫が本能的な行動で暴れている場合は、すぐに危険なものを取り除き、猫が落ち着くまで待ってあげましょう。
もし、ストレスが原因で暴れている場合は、猫のストレスの原因を探り対処しましょう。
もし、病気が原因で暴れている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
猫が暴れないようにするためには、以下のことに気をつけましょう。
- 十分な運動をさせる
- 猫が落ち着ける環境を整える
- 猫のストレスを溜め込ませない
猫は飼い主の愛情と適切なケアによって、穏やかで幸せな生活を送ることができます。
猫がパニックのように暴れる時はどうする?
猫が暴れる原因は様々ですが、その中でも暴れ方が異常で、パニックを起こしたように暴れる事もあります。
猫がパニックを起こしたように暴れるときは、以下のことに注意して対応しましょう。
暴れている猫を刺激しない
猫が暴れているときは、猫を刺激しないことが大切です。
目を合わせたり、声を荒げたりすると、さらに興奮してしまう可能性があります。
猫から距離を置き、静かに様子を見守りましょう。
暴れている猫を無理に止めない
暴れている猫を無理に止めようとすると噛みつかれたり、引っ掻かれたりして怪我をする可能性があります。
また、猫がさらに興奮して暴れ続ける可能性もありますので、力づくで押さえつけるような事はしないようにしましょう。
猫が落ち着くまで待つ
猫が落ち着くまで静かに待つようにしましょう。
猫が落ち着いたら、優しく声をかけたり、撫でたりしてあげましょう。
猫の気持ちを切り替える
猫が落ち着かない場合は、猫の気持ちを切り替えてあげましょう。
例えば、おやつを与えたり、おもちゃで遊んであげたりすることで猫の注意をそらすことができます。
猫がパニックを起こさないための予防法
猫がパニックにならないようにするためには、以下のことに気をつけましょう。
- 猫の生活環境を整える
- 十分な運動をさせる
- 他の猫や犬とのトラブルを避ける
- 猫が安心できる時間を確保する
猫がパニックのように暴れる場合は、飼い主が適切な対処をすることが大切です。
また、パニックの原因がストレスや病気である場合は、早めに対処することで再発を防ぐことができます。
病院を受診する
猫がパニックのように暴れる場合は、病気が原因の可能性もあります。
もし、病院を受診する際は動画などを撮影したりして、猫が暴れている様子も伝えるようにしましょう。
猫は低気圧や台風の時に暴れる?
猫は低気圧や台風の時にも暴れることがあります。
その理由は、猫が天候の変化に敏感であり、低気圧や台風の接近によってストレスを感じてしまうためです。
例えば、気圧が下がると猫は不安やイライラを感じやすくなります。
また、気温や湿度が変化しても猫はストレスを感じやすくなります。
さらに、低気圧や台風の接近によって、雷や風などの自然現象が発生することもあります。
これらの自然現象は猫にとって脅威となるため、さらにストレスを感じてしまうのでしょう。
猫が低気圧や台風の時に暴れる場合も先にご紹介しましたような対処法で対処しましょう。
- 暴れている猫を刺激しない
- 暴れている猫を無理に止めない
- 猫が落ち着くまで待つ
- 猫の気持ちを切り替える
天候の変化によって暴れる場合には、ある程度の予測ができますので、そばにいて安心させてあげるなどの対応を取るようにしましょう。
低気圧や台風の時の猫のストレスを軽減する方法
- 猫の好きなおもちゃや食べ物で気分を紛らわせる
- 静かな音楽を流す
- 猫にとって安全で安心感を感じる場所を用意する
- 猫を抱っこしてスキンシップをとる
猫が低気圧や台風の時に暴れる場合は、飼い主ができることをしてあげて猫のストレスを軽減してあげましょう。
また、普段から猫の様子をよく観察し、ストレスや不安の兆候がないか注意しましょう。
猫がうんちの前に暴れるのは何かの病気?
猫がうんちの前に暴れるのは、病気が原因である可能性は低いでしょう。
猫は、トイレ前やトイレ後に興奮して走り回ったり、猫砂を必要以上にかけたりすることがあります。
これを「トイレハイ」と呼びます。
トイレハイの予防には、以下のことに気をつけましょう。
- 猫の好きなトイレを用意する
- トイレの場所を猫が落ち着ける場所にする
- 猫に十分な運動をさせる
- 猫の食生活を整える
猫がトイレハイを起こしても無理に止める必要はありません。
むしろ、無理に止めようとすると猫がさらに興奮して怪我をする可能性があります。
猫が落ち着くまで静かに待つようにしましょう。
しかし、まれに病気が原因で、猫がトイレ前後に興奮することがあります。
例えば、以下の病気が考えられます。
- 便秘
- 膀胱炎
- 尿路結石
- 内分泌系の病気
猫がトイレ前後に暴れる場合には、以下の点に注意して観察しましょう。
- 暴れる頻度
- 暴れる時間帯
- 暴れる場所
- 暴れる時の様子
暴れる頻度や時間帯、場所、様子などから病気が原因である可能性を判断することができます。
もし、病気が疑われる場合には、早めに動物病院を受診しましょう。
猫が便秘になるとうんちが固まって排泄しにくくなり、猫は排泄のために力を入れるため、暴れることがあります。
肛門周囲が炎症を起こすと排泄時に痛みを感じるため、猫は暴れることがあります。
猫がうんちの前に暴れる原因として、神経系の病気も考えられます。
例えば、脳の病気や内分泌系の病気などが原因で、排泄をコントロールできなくなり、暴れることがあります。
猫がうんちの前に暴れる場合は、一度動物病院を受診して、病気の可能性を検査してもらうことをおすすめします。
猫がうんちの前に暴れる場合は、以下のことに注意して便秘が原因かどうかをチェックしましょう。
便秘になるとうんちが硬くなり、細く長くなることがあります。
排便の回数が減ったり、排便が困難になったりすることもあります。
排便時に痛みや不快感を感じて、泣いたり、暴れたりすることがあります。
猫は水分を十分に摂取しないと便秘になりやすくなります。
そのため、水道水やミネラルウォーターなどを常に用意しておきましょう。
消化の悪いフードも便秘になりやすくなります。
そのため、消化の良いフードを与えましょう。
トイレの場所や砂が猫に合っていないと排便を避けてしまうことがあります。
そのため、猫が使いやすいトイレを用意しましょう。
猫が暴れるのはしつけで対策できる?
猫が暴れる姿を見ているのは飼い主としても心苦しいものがあります。
そんな暴れる猫は原因によってはしつけで対策することも可能です。
しつけというとちょっと語弊があるかもしれませんが、猫への飼い主の対応と環境や生活リズムを整えることで猫が暴れることをある程度改善することは可能です。
猫が暴れる原因が本能やストレスによるものであれば
- 十分な運動をさせる
- 猫が安心できる環境を整える
- 猫と十分なスキンシップをとる
- 猫を褒める
- 猫を叩いたり、蹴ったりしない
などが挙げられます。
十分な運動をさせる
猫は運動不足になるとストレスを溜め込みやすくなります。
そのため、猫に十分な運動をさせてストレスを解消させましょう。
猫が安心できる環境を整える
猫はストレスを感じやすい動物です。
そのため、猫が安心できる環境を整えてあげましょう。
猫と十分なスキンシップをとる
猫は飼い主との信頼関係を築くことで、安心感を得ることができます。
そのため、猫と十分なスキンシップをとり、信頼関係を築きましょう。
猫を褒める
猫がおとなしくしているときに、声をかけたり、おやつを与えたりして褒めましょう。
そうすることで、おとなしく行動することが良いことだと猫に学習させることができます。
猫を叩いたり、蹴ったりしない
猫を叩いたり、蹴ったりすると猫に怪我をさせてしまう可能性があります。
また、猫は叩かれたり、蹴られたりして飼い主を信用しなくなってしまう可能性があります。
猫が暴れる場合は、飼い主が落ち着いて対処することが大切です。
猫がしつけを覚えるのには時間と根気が必要です。
猫のペースに合わせて、ゆっくりと教えていきましょう。
また、猫は叱られても、何が悪いのか理解できないことがあります。
そのため、叱るのではなく、おやつや声かけなどで正しい行動を教えてあげましょう。
猫が暴れる原因が病気によるものであれば、しつけだけでは改善することはできません。
動物病院を受診して、原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。
猫が急に暴れる原因と対処法まとめ
- 猫が急に暴れる理由には大きく分けて本能的な行動、ストレスや不安、病気などが挙げられる。
- 猫が暴れないようにするためには、十分な運動をさせる、猫が落ち着ける環境を整える、猫のストレスを溜め込ませない。
- 猫は天候の変化に敏感であり、低気圧や台風の接近によってストレスを感じて暴れることがある。
- 猫が暴れる原因は様々だが、病気が原因でなければ時間をかけてゆっくり対応していくことでしつけをすることができる。
今回は猫が急に暴れる原因と対処法についてご紹介しました。皆様の愛猫の世話の参考にしていただけると幸いです。